骨盤の歪みセルフケア
皆さんこんにちは。
前回は骨盤の歪みのセルフチェックについて書かせていただきましたが、チェックしていただいたでしょうか。一人でも多くの方に自身の骨盤の状態を把握していただければと思います。
さて、今回書かせていただく内容は骨盤の歪み改善セルフケアです。
様々な方法が紹介されていると思いますが、中にな筋力が無くてはできない体勢やきつい体勢、ハードな運動などもあります。
セルフケアは基本的に毎日行うことが大事です。毎日続けるためには簡単で楽にできることが重要だと思います。
なので、誰にでもできる簡単なものをご紹介させていただきます。
骨盤に歪みがあると骨盤周りの筋肉は固くなりやすく、左右バランスが崩れた状態にあります。普段運動やストレッチ等しない方はできるだけゆっくり時間をかけて徐々に筋肉を動かしていきましょう。
①腰の左右ひねり運動
布団・ベットの上で行うか、マットの上で背中やお尻が痛くならない状態で行ってください。
まず、仰向けに寝ます。それから両腕を上にバンザイの状態から少し横に開きます。そして布団やベット・マットの端をつかみ固定します。
両膝を曲げ、つま先・かかと・膝をしっかり揃えます。膝の曲げ具合は深めがよいでしょう。
この体勢がとれたら膝をゆっくりと左右に倒します。この時腕の開きが倒した膝と対角線状になるようにしてください。左右にゆっくりと倒し背中から腰までを伸ばします。
骨盤に歪みがある方は左右で倒れ具合に差が出ます。倒しやすい方、倒しにくい方があると思いますので倒しにくい方はしっかり倒しやすい方と同じくらいに位置まで倒してください。倒しやすい方はバタンと倒れないように注意し左右のふり幅が同じになるようにして行います。
これをしっかり30往復行います。その後スピードアップさせ同じ動作を30~50往復行いましょう。途中足がばらついたり膝が伸びてきてしまったらその都度体勢を整えてから行ってください。
この運動は背中から腰までの大きな筋肉を伸ばす。腰のひねり運動(クビレ作り)。骨盤の調整。を同時に行う一石三鳥の簡単動作です。疲れる運動ではないので時間さえあればだれにでもできると思います。朝起きたら行う、夜寝る前に行う、それができるよう布団やベットの上でできるこの運動をまずご紹介したいのです。
②長座行進(お尻歩き)
床の上に長座(両足を前に伸ばした状態で座ります)し背筋を伸ばします。軽く肘を曲げ、お尻を動かしお尻で歩くイメージで前方向に10歩進みます。この時腕とお尻は同側で動かします。10歩進んだら10歩後ろ見下がります。この運動を3セット行います。
この運動はお腹のシェイプアップや太ももの強化にもつながり、腸の動きも活発にする効果が期待されます。
③お上品スクワット
このスクワットはそんなにつらくないお上品なスクワットです。
でも、効果はかなり期待できる運動なのでぜひ試してください。
つま先・かかとを揃えお腹に軽く力を入れ背筋を伸ばし立ちます。かかとに重心を乗せます。お尻を真っすぐ下に下げるように両膝を前に出しながら曲げていきます。状態が前傾になってしまわない程度のところまで膝を曲げたら左右の膝と膝を押し合いながら絞るように足を延ばし起き上がります。この時お腹にも力を入れて引き上げるように起こしてください。注意点は膝を曲げる際両膝が真っすぐ前に出るようにすること。骨盤の歪みによって左右に傾くのでそれを調整しながらまっすぐ前に曲げることで骨盤を修正行っているのです。
このスクワットを10~30回行ってください。
この運動はO脚・X脚の改善にも効果を発揮しますので一押しの運動です。
これらが今回ご紹介するセルフケアです。
では、この運動を毎日やれば骨盤の歪みがなくなるってことだよね。とお思いでしょう。
残念ながらやはりセルフケアにも限界があります。完全に整うということではありません。ある程度の改善や防止になってしまいます。
そこで、私たちのような施術者が必要になってくるわけです。
施術者による施術とセルフケアが協力し良い状態を作り出していくということをご理解ください。
これをお読みいただいた方は今日からセルフケアを実践してください。短くても2週間続けてみてください。そしてやる前の状態と2週間続けてみた状態とを比べてみてください。