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ここから整骨院運動学 姿勢について

2018/07/11
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皆さんこんにちは。

本日は引き続き運動学から。今回は姿勢についてです。

お付き合いよろしくお願いいたします。

 

運動学では姿勢を定義するとき、構えと体位の2つに区別します。

構えは頭部・体幹・四肢の相対的な位置関係を意味します。

構えは体節相互の位置関係を関節角度測定によって表示することが可能です。

体位は身体と重力方向との関係を表すもので、立位・背臥位(仰向け)・腹臥位(うつ伏せ)・側臥位などと表記されます。

体位は身体のおかれている状態の面と軸の重力方向との関係として表示ができます。例えば、立位姿勢は重力が上下方向に働き、背臥位では前後方向に働きます。

姿勢に関する他の用語に肢位があります。良肢位・基本肢位・機能肢位・運動の開始肢位などと使われます。一般的には四肢の状態を表す場合に用いることが多いです。

 

人間のとる姿勢は様々ですが、基本的には立位・座位・臥位の3つに区別します。

立位姿勢には直立姿勢・中腰姿勢・つま先立ち姿勢・寄りかかり姿勢・うずくまり姿勢・片足立ち姿勢などがあります。

座位姿勢には正座姿勢・あぐら姿勢・長座姿勢・ひざまづき姿勢・横座り姿勢・椅子座位姿勢・半椅子座位姿勢などがあります。

臥位姿勢には背臥位姿勢・腹臥位姿勢・側臥位姿勢などがあります。

姿勢について考えるとき、重心が大切になります。

人体の重心の位置は骨盤内の仙骨やや前方にきます。足底から計測すると成人男性の重心は身長の約56%、女性は約55%の高さにきます。重心の位置は体型により個人差があります。

子供の重心位置は高位にくるため、立位姿勢の保持が不安定になります。