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ここから整骨院 反射についての運動学

2018/07/13
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皆さんこんにちは。本日は反射についてです。

お付き合いよろしくお願いいたします。

出生直後は脳からの神経は直径が細く、伝達の速度が遅い状態です。そして神経細胞などの数も多くありません。

生後3か月頃までの運動行動は胎生後期に引き続き自律機能、表情、発声、防御反射、把握反射など脊髄に中枢をもつ反応や反射が多くみられます。

反射や反応は意志とは無関係に起こる運動行動です。

新生児や乳児の運動は、反射運動と左右対称の無目的な曲げ伸ばし運動がほとんどです。

原始反射という反射があります。これは胎児期からすでに存在し出生時にみられるものや、乳児期の早期に出現し月齢が進むにつれ徐々になくなっていったり、反応が弱くなっていく反射です。

原始反射の大半は生後6か月頃までには統合され消退していきます。原始反射は消退したあともその反射経路は存在し、一部は成人になっても潜在的に残り、姿勢と運動に影響しています。とくにストレスが強い時や大きな労力を必要とする日常生活での運動時に顕著に現れます。

原始反射の消退に伴い、立ち直り反射・パラシュート反射・平衡反射などの姿勢反射が出現します。これは終生持続する反射です。

原始反射の種類

・モロー反射:仰向けに寝かせた状態で後頭部を支えてから床からわずかに浮かし急に手を放し頭を落とすと、上肢が伸展と外転し手指が伸展する、続いて上肢の内転が起こるという反射

・ガラント反射:うつ伏せで空中に支え脊椎側方の皮膚を上から下へ指でこすって刺激すると刺激した側へ体を曲げる反射

・踏み直り反射:両脇を支え持ち上げて足の甲をテーブルなどの端に触れるようにすると下肢を曲げテーブルなどに足を乗せようとする反射

・手掌把握反射:手のひらに小指側から棒などを挿入すると握る反射

・足底把握反射:足の裏の指を擦ると指を曲げる反射

・交差性伸展反射:一側の足底を擦るともう一方の下肢が伸展する反射

・非対称性緊張性頚反射:仰向けにし頭部を回旋させると顔側の上肢・下肢は伸展し頭部側の上肢・下肢は屈曲する反射

・対称性緊張性頚反射:四つん這いで頭部を背中側に曲げると上肢は伸展し下肢は屈曲する。頭部を前側に曲げると上肢は屈曲し下肢は伸展する反射

・ランドゥ反射:うつ伏せで空中で支えると頭部、脊柱、下肢が伸展する。そこで頭部を前に曲げると股関節、膝、肘の屈曲が起こる反射

 

次回は生後に出現する反射などをご紹介していきます。